ふたくる04
『はじめての・・・♪』
「んー…」
多くの人と露店で賑わうプロンテラの大通りを歩きながら、アイシャは顎の先に人差し指を当てて唸った。
アイシャは背が高く、陽を浴びて輝く長い金髪を後ろで結っていて、顔たちも端整で切れ長の目が印象的な美人だ。
それだけでも充分だが、プリーストの法衣は彼女のプロポーションをくっきりと表し、スリットから長い足が覗いているため
余計人目を惹いていた。
時折、アイシャは露店の前で足を止めながら
「なかなかいい物がないわね…」
と、こぼしつつ人込みをすいすいと避けて通りを闊歩していく。
首都の大通りに訪れる多くの人と同様に、アイシャは何か掘り出し物はないかと、露店を見て回っているのだ。
(今日は、もう帰ったほうがいいかしらねぇ)
通りの端へ移動して、アイシャはため息をついた。
特にめぼしい物もないようだし、それに人込みには慣れているとはいえ、さすがに疲れてきた。
(うん、特に欲しい物があったわけでもなし…フィリアと出掛けたほうがいいわね)
そう思い、アイシャは恋人であるフィリアの待つ宿屋に帰ろう、と歩き出すと―――
「ちょっと、そこのお姉さん」
と、後ろから声を掛けられた。
アイシャは振り向くと、そこには学者帽をかぶったアルケミストの女性がいた。
長い髪はやわらかいココア色。つぶらな瞳は大きくて可愛らしいが、片眼鏡をかけているせいか知的な感じがする。
「わたし?」
アイシャは自分を指差して、小首を傾しげた。
「そうそう。お姉さん、いいものがあるよ」
と、アルケミストは頷きながら手招きをする。
なにかしら、とアイシャはわずかに興味を引かれて、アルケミストのもとへ歩み寄った。
「いいものって、なにかしら?」
「んー、それは…」
きょろきょろ、とアルケミストは周囲を窺うと
「ここじゃあ、ちょっとあれだから…こっちに来てくれる?」
アイシャの返答を待たずに、カートを引いて路地の裏へと入っていく。
(何か…怪しいような気もするわね)
アイシャは気を引き締めて警戒しつつ、アルケミストの後をついてくことにした。
「ここらでいいかな」
路地裏に入って間もなく、アルケミストは足を止めると、カートを自分の前に置いてしゃがみこんだ。
「特に珍しいものはないようだけど?」
と、カートを覗き込みつつアイシャ。
カートの中には、ハイスピードアップポーションや蝶の羽、蝿の羽…等々といった日用品が詰められている。
「ああ、これはカムフラージュなの」
そう言うと、アルケミストはカートの中のアイテムを除けた。
すると、そこには―――
「へぇ…ディルドね」
男性器を模した物が詰められていた。
「そう。これは、そんじょそこらの張り型とは、わけがちがうよ」
アルケミストはカートの中からひとつ取り出して、アイシャに差し出した。
アイシャは受け取ると、感嘆の息をもらした。
「すごい…なんか、触り心地が本物みたいね」
アイシャの知っているディルドは硬質な感じの堅さなのだが、手にしている物は堅いが弾力があり
触り心地は本物の男性器のようだ。
「まぁ、それも研究の成果ってやつだからね」
「研究?」
アルケミストは頷いて、解説を始めた。
簡潔にまとめると―――
曰く、ホムンクルスの研究には莫大な費用がかかるため、研究過程で得られた副産物の中で商用に使えるモノを売って、研究費の足しにしているという。
そして、このディルドもそういった経緯で、ホムンクルスの生体組織を応用して作られたものらしい。
「なるほど…大変なのねぇ」
と、ホムンクルス云々のくだりは理解できなかったが…手の中でそれを弄びながら、しみじみと呟くアイシャ。
「まぁね…。で、お姉さん、それ買わない?」
「んー…」
(フィリアがいるから、間に合ってるのよね…)
そうは思っても、この出来のいいモノに対する興味がアイシャを迷わせていた。
「もしかして、お姉さん…彼氏持ち?」
「ええ、まぁ…」
(あの子の場合…彼氏というか彼女だけど)
曖昧に頷く客の反応を見たアルケミストは、「それじゃあ…」と呟いて、ごそごそ…とカートを漁ると
「これをつけて、新たなプレイに挑戦!とか、どう?」
と、革のベルトを取り出して、アイシャの眼前にかざした。
「それは?」
「このベルトは、それを付けるためのモノ」
「なるほど…」
何に使うのか理解したアイシャは頷く。
(わたしが着けて、フィリアに…っていいかもしれないわね)
「お姉さんは、そういうのに興味ないかな?」
小首を傾げて、見上げるアルケミスト。
「いいえ…」
アイシャは軽く頭を振って
「買うわ。いくらかしら?」
瞳を妖しく輝かせて、そう訊いた。
アルケミストは「実は物好きなんだねぇ」と呟きつつ、値段を提示した。
(やっぱり、ちょっと高いわねぇ…)
と、アイシャは値段を聞いて思ったが、財布を取り出して
「はい、これでちょうどよ」
きっかり代価を支払った。
「まいどあり〜♪」
アルケミストの明るい声が路地裏に響いた。
こうして、売り手と買い手の考え(用途についての)が微妙にすれ違いつつも、商談は成立したのだった。
「ただいま〜」
と、宿屋の自室に戻ってきたアイシャは、明るい声で帰宅を告げた。
「おかえりなさい」
椅子に腰掛けていたクルセイダーの少女が返事を返す。
少女の名はフィリア。長い髪は銀色で、肌は処女雪のように白く、甲冑の上からは判りづらいが
重々しい装備が不釣り合いなほどに線が細い。
「アイシャさん、なにか良い物があったんですね」
アイシャの抱えている紙袋を見て、フィリアはルビーのように紅く透きとおった瞳を
かすかに好奇に輝かせて尋ねる。
「ええ、まぁね」
と、曖昧に頷くアイシャ。
紙袋には、先程購入した物が入っている。
「良かったですね。で、なんなんですか、それ」
アイシャが何を買ったのか知る由もないフィリアは、無邪気に尋ねた。
「え〜と…」
アイシャは軽く頬を掻いて、困ったような曖昧な笑みを浮かべる。
(どう切り出すか考えてなかったわね…)
我ながら間が抜けている、と思いながら思考を巡らせる。
フィリアが不思議そうに小首を傾げているので、心持ち急ぎ、頭をフル回転させて。
(よし…)
そして、アイシャが導き出した答えは―――
(ストレートにいくしかないわね…大丈夫、想いが溢れてるから)
彼女らしいというか、強引なものだった。
「これはねぇ…」
と、言いながらアイシャはベッドへ歩み寄り、腰掛けて、ぽんぽんとベッドを軽く叩いた。
隣に座りなさい、というアイシャの意思表示に従って、フィリアは寄り添うようにして、隣に腰掛ける。
「もったいぶらずに、教えてください」
アイシャの抱えている紙袋を上から覗き込みながらフィリア。
「ええ…」
ひとつ頷いて、アイシャは紙袋に手を入れると、がさがさという音を立てながら、それを取り出した。
「これを使ってみよう、と思ってね」
「ふぇ……」
眼前に差し出された男性器を模した物体を目にして、フィリアは目をぱちくり、と瞬きさせて硬直した。
しばしの沈黙の後―――
「な、なんなんですか…これ?」
フィリアは、やっとのことで言葉を紡ぎだし、おそるおそるそれを指差した。
「んー…女の子がひとりでする時に使ったりする物よ」
「へぇ…そんなのがあるんですね」
感心したように呟いて、フィリアはそれをつんつん、と指でつつく。
かすかに興味を惹かれた様子のフィリアを見て、アイシャは安堵した。うまくいくかもしれない、と。
「あの…とろこで、使うって何にですか?」
「決まってるじゃない、えっちによ」
「えーと…どんなふうに、ですか?」
アイシャの意図がまったく理解できずに小首を傾げるフィリア。
その様子を見たアイシャは一瞬、苦笑を浮かべてから、口を開いた。
「フィリアの…あそこに入れたいの」
「ふぇ……」
沈黙。
フィリアは何を言われたのか、理解できなくて、軽く目を見開いたまま固まってしまった。
それから、10秒ほど経った後、ようやく理解できたフィリアは―――
「えぇぇ…!?」
驚きの声を上げたのだった。
「だめかしら?」
と、フィリアの顔を覗き込みながらアイシャ。
「えと、あの…急にそんなこと言われても…」
フィリアは、しどろもどろになりながら、答えに窮してしまう。
「わたし、フィリアの初めてが欲しいの…」
「はぅー…」
「好きな人の初めてが欲しいって思うのは、変なことじゃないでしょ?」
アイシャは、想いさえあれば無問題という持論に基づいて言葉を続ける。
動機は不純だったが、愛しているから全てが欲しいと思う気持ちに不純なものなどなかった。
「それとも…フィリアは、初めての相手がわたしじゃ、嫌?」
「そ、そんなこと…!?」
思わず、声を荒げてしまうフィリア。アイシャは突然の大声に驚き、目を軽く見開いてきょとんとしている。
はずかしそうに身を竦めるフィリアの頭を、ふっと笑みを浮かべてアイシャは優しく撫でる。
しばらくそうしていると―――
「アイシャさんに、なら…いいですよ」
フィリアが意を決したように口を開き、蚊の鳴くような小さな声で言葉を紡ぎだした。
「ありがと」
短く呟いて、アイシャはフィリアにそっと口づけした。
アイシャは、フィリアを全裸にすると、彼女を押し倒して、唇を吸った。
「ちゅ…んぅ…」
「やっぱり、緊張してる?」
と、唇を離してアイシャ。
いつもなら、キスをするときのフィリアは全身の力を抜いて楽にしてるのだが
やはり緊張しているのか、身を固くしている。
「あ、はい…少し」
フィリアは少し震えた声で答える。
「体、楽にしてたほうがいいわよ」
そう言って、アイシャはフィリアに優しく口づけすると、首筋に舌を這わせて
「んんぅ…あん…」
そのまま胸まで舐め下ろして、口の中に乳首を含んだ。
「あふ…んぅ…あぁん…」
「フィリア、気持ちいいのに身を任せなさい…」
反対側の控えめな膨らみを優しく揉みしだき。
または太股を撫で、キスの雨を降らせて、フィリアの緊張を解くように愛撫する。
「ちゃんと濡らしておかないとね」
大分フィリアの体から力が抜けたことを確認すると、アイシャは男性器の下にある女の子の部分に指を這わせる。
「あ、んぅぅ…!」
フィリアは割れ目をなぞられて、びくっと身を震わせる。
「指、入れるわよ」
ちゅぷ…と濡れた音を立てて、アイシャの人差し指がフィリアの中に侵入していく。
「あん…ひゃぅ…あぁん…」
アイシャが指を動かす度に、潤いが増し、濡れた音とフィリアの嬌声も大きくなっていく。
「こっちは、そろそろいいかしら」
フィリアの中が充分濡れていることを確認したアイシャは、彼女を抱き起こし、自分の肩に頭を預けさせるように抱き寄せた。
「これも濡らしておかないとね」
と、アイシャは傍らの男性器を模した物―――ディルドを掴んで、フィリアの眼前に差し出した。
「あ、あの…濡らすって?」
戸惑った表情で、上目遣いに見上げてくるフィリア。
「フィリアのお口で舐めて」
「ふぇ…わたしの?」
「そう。いつも、わたしがしてあげてるみたいにすればいいわ」
戸惑うフィリアに、アイシャは「ほら」とディルドを口元に軽く押し付ける。
フィリアは、アイシャの顔と目の前に突きつけられた物を交互に見た後、観念したように、おずおずと舌を突き出して
ディルドの先端を舐め上げた。
「ぺちゃ…」
「そうよ、もっとぺちゃぺちゃ舐めて」
「はい…ぺちゃ…じゅる…ぺちゅ…」
フィリアは、ぎこちない動きで、言われた通りに舌を這わせて、ディルドを濡らしていく。
「フィリア…いい顔してるわ」
羞恥から、興奮から、頬を上気させてディルドを舐めるフィリアの表情はとろんとしていた。
アイシャは、フィリアの顔をうっとりした表情で眺めながら、ディルドを横にして、ハーモニカのように左右にスライドさせる。
「ちゅ…じゅる…ぺちゃ、ちゅぱぁ…」
「もう充分ね」
アイシャは、フィリアの唾液にまみれて、てらてらと妖しく光るディルドを彼女から引き離した。
「それじゃあ、フィリア…」
「は、はい…」
アイシャの意を理解したフィリアは、神妙に頷いた。
「フィリア、両手をついて、こっちにお尻を向けて」
「あ、はい…」
フィリアは言われた通りに四つん這いになる。
アイシャは法衣の裾をたくし上げると、革のベルトを着けて、ディルドを取り付けた。
「フィリア、行くわよ…」
アイシャはフィリアの腰を掴むと、ディルドの先端を秘所に押し当てた。
「は、はい…き、来てください」
その言葉を聞くと、アイシャは腰を突き出した。
「ひぅ…ぐっ!」
ディルドの先端が秘唇を押し広げ、食い込む。フィリアは苦痛に顔を歪めてシーツをぎゅっと握りしめた。
「平気…なわけないわよね」
アイシャは気遣いながらも、逃げようとする腰を引き寄せて、肉壁を押しのけながらフィリアの中を突き進んでいく。
「いいえ…うぅ…だ、だいじょう…ぶ…です…ひぅ…」
唇を震わせて、きつく閉じた瞼からは涙を溢れさせてることが、嘘だと物語っている。
だけど、健気にアイシャを受け入れようとしているのだから、アイシャはフィリアの苦痛が少しでも
早く終わるように、膣に腰を押し進める。
「もう少しの、我慢よ…」
侵入を拒むように、きつくまとわりつく柔肉を掻き分け、やがて薄い壁にたどり着いた。
それはフィリアの純潔の証。
「フィリア、いい…?」
「は、はい…わたしの初めて、もらってください」
純潔を奪う覚悟と、奪われる覚悟―――お互いに覚悟を決める。
アイシャはフィリアの腰を、ぐっと引き寄せて深々と刺し貫いた。
「ひぅ…んぅぅぅぅ!」
シーツに顔を埋めて、細い悲鳴を上げるフィリア。そして、ぷつりという何かを突き破った感触。
フィリアの奥まで入り込み、深く繋がった。
「フィリア、最後まで入ったわよ…わかる?」
「は、はい…アイシャさんので、いっぱいになってます…」
溢れる涙でルビーの瞳を潤ませて、痛々しくも嬉しそうに微笑むフィリア。
そんなフィリアが愛しくて、アイシャは覆い被さって抱きしめようとしたが、フィリアの太股を伝う一筋の緋色
破瓜の血を見て、とどまった。
(しばらく、このままでいた方がいいかもしれないわね)
少しでも動けば、苦痛を与えてしまうかもしれないから。
「あの…アイシャさん?」
「ん?フィリアが楽になるまで、こうしてるわよ」
「もう…大丈夫ですから、最後まで…してください」
「それじゃ、ゆっくり動くわね」
アイシャはゆっくり腰をひくと、突き出すときもゆっくりと奥へ進んでいく。
「くぅ…あ、んぅ…ん…」
フィリアの苦しそうに切らす息に混じる喜悦の色。
「気持ち、いい?」
「痛いけど…少し、いいです」
「それじゃあ、もっとよくしてあげるわ」
アイシャは、ゆっくりとしたストロークで腰を動かしながら、右手をフィリアの胸に伸ばすと
ふくらみをこねり回して、先端の桜色の突起を指で挟んで摘み上げた。
「あぁん…むね、きもちいっ…くぅぅん!」
背を反らして嬌声をあげるフィリア。
少女の顔から苦痛の色は消えていき、快感に打ち震えている。
「もう大丈夫そうね」
そう言うと、アイシャは腰を激しく撃ちつけた。
「あ、あぁぁぁんっ!」
アイシャはフィリアの花弁を捲り込むように、内壁を抉るように、激しく腰を動かし続ける。
「あぁん!ひゃぅ…!だめぇ…こわれちゃ…!変になっちゃう!!」
「変になっていいわよ…!」
快感に支配されて、情欲のままに嬌声をあげ、言葉を垂れ流すフィリア。
じゅぷじゅぷ、という淫らな水音と言葉が、脳を痺れさせていく。
「あぁぁん!好きぃ…アイシャさん、好きぃ!!」
「フィリア…っ!」
華奢な肢体を快楽に震わせて、膣内を動き回るディルドの感覚に溺れるフィリア。
そのあまりに淫靡な姿に、アイシャは興奮し、ひたすらに腰を撃ちつづける。
「初めてで、こんなに感じるなんて…フィリアは本当にえっちな子ね…!」
「ひゃぁぁん!だってぇ…んぅ!えっちな子は…嫌いですか?あぁん…!」
「大好きに決まってるじゃない…!」
「よ、よかった…あぁぁぁん!!」
アイシャはフィリアの股間に手を伸ばすと、いきり立ったペニスを掴んで、擦り上げる。
「んんぅ!!そこまで、されたら…わたしぃ!」
しゅっしゅっ…という乾いたペニスを擦る音。
じゅぷ、じゅぷ…という濡れた腰同士の動きが奏でる音。
ふたつの淫らな音と、ふたつの快感が、フィリアを絶頂へと導いていく。
「あぁ!アイシャさぁん!きちゃいます…!!」
「イっていいわよ、フィリア!」
フィリアはがくがくと腰を揺らし、彼女のペニスはアイシャの手の中でびくびくと震えている。
最後にアイシャは、腰を引いて一気に奥まで突き上げて、ペニスを根元から先端まで擦り上げた。
「あぁぁぁぁ!アイシャさぁぁん!!」
喉を反らせて、絶叫をあげて、達するフィリア。
びくん、びくん、と身を震わせながら、ペニスから吐き出された白い液塊がぼたぼたとシーツの上に落ちていく。
「あふぅ…くぅ…せーえき、とまらないの…」
うわごとのように、熱のこもった呟きをもらすフィリア。
やがて、長い射精が終わると、アイシャはディルド引く抜いて、ベルトを外してそれを放り出した。
「フィリア…」
アイシャは、フィリアの名を優しく呼び、彼女を抱き寄せると、自分の胸に頭を預けさせるようにして座り込んだ。
「どうだった…?」
優しく頭を撫でて、フィリアに絶頂の余韻を味あわせながら囁くアイシャ。
「きもちよくて、しあわせで…とても素敵な感じでした」
うっとりと目を閉じて、幸せそうに微笑んで、愛しそうに抱きつくフィリア。
そんなフィリアがたまらなく愛しくて、アイシャはぎゅっと彼女を抱きしめる。
「幸せね」
「はい、幸せです」
ふたりは目を合わせると、小さく笑いあって、口づけをした。